60代男性
新型コロナワクチン接種後に帯状疱疹発症
脇腹から背中にかけてのピリピリとした痛みが続いており、皮膚科に半年ほど通っているが一向に良くなる気配がないと当薬局に相談にいらっしゃった。
「痛みは常にあるが特に服がこすれると痛くて辛い。我慢できないほどの痛みではないがこの状態が一生続くのではないかと思うと気が重い。」
漢方薬の服用を開始して一ヶ月経過した時点では、「痛みはあるが少し良いような気がする」とのこと。
その後1ヶ月ごとに状態を確認して処方を調節しながら継続。
徐々に疱疹の跡が薄くなり、痛みもわずかに軽減してはいるが一進一退の状態が続いていた。
漢方薬を開始して約一年経過した頃に「痛みが和らいだ」とのお言葉を頂いた。
完全に痛みが消えたわけではないため予断を許さないが、今後のさらなる改善が期待できる。
現在は肝氣を巡らせる意図の処方で継続していただいている。
少量ずつだが根気よく継続したことが長引く症状の改善につながった事例であり、まさに’’継続は力なり’’を体現した事例であると言える。
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