世間ではウィルス(コロナ・インフルなど)が流行っており二次感染防止のために対策がいろいろ講じられています。
確かに、感染しないことに越したことはないですが、、、感染防止対策と同時に、仮に感染してもウィルスに打ち克てる体質強化もしておけば万全ですね。マスクばかりして、後者はお座なりなってはいないでしょうか?
漢方の世界では、『病気の動因は原因ではない』という概念があります。
動因=ウィルスは、病気の原因ではないのです。では、病気の原因は何か?体質の脆弱さにあります。
花粉症も然りです。花粉(動因)が原因ではなく、体質が劣化しているから花粉症になるのです。
漢方での体質強化とは、浄血とともに免疫をあげること。
特に免疫系を司る肺・腎・脾を強化しておけば、如何なる動因が身体に入ろうとも軽症で済むか治癒してしまうことでしょう。
アスペルギルス症(75歳・男性)
(アスペルギルス症とは、アスペルギルス属の菌が身体に入り、健常者では問題は起きないですが免疫が落ちているかたは咳・痰・呼吸困難などに陥ります。腎機能低下を招く場合もあります。)
昨年末、咳・痰が止まらないとのことで病院に入院。検査後、アスペルギルス症と診断され化学薬剤を服用するも吐血してしまうので途中で辞退。
奥様がご主人の代理で当薬局に相談にいらっしゃった。
今までの経緯ならびに生活背景を伺うと肺経はもともと弱いかたと感じたので、特に肺を強化する漢方をしっかり続けていただいた。
1ヶ月後のX線検査では肺の影はなくなり体調も心身ともに良好。
今までは奥様に言われて半信半疑で服用されていたのが、今では体質強化の必要性を感じて自主的に服用して継続中です。
Comments