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執筆者の写真メル薬局 大吉漢方

長年のてんかん、体質改善で脱薬へ


てんかんとは大脳神経細胞の不健全な状態での電気信号の異常な興奮による発作を繰りかえす脳の疾患で、原因として脳の腫瘍や外傷・神経老化などありますが、原因不明のものも大半を占めます。

いずれにしても治療法は抗てんかん薬を毎日規則正しく服用し続けなければいけない投薬療法が主流になっており、精神的・肉体的にも負担になっているのが現状です。


さて、てんかんは体質改善で治癒するの?-という疑問をもつかたもいらっしゃるでしょう。少なくとも言えることは、大なり小なりいい方向に向かうのは間違いないです。

特に原因不明のてんかんに関しては、体質遺伝子が関与していると言われているだけに、体質改善次第で治癒の見込みもある-ということを示唆しているのではないでしょうか。

体質とは食事・精神面・服用歴など複合的要素で形成され、ゆえに、体質が劣化すると、病状も人それぞれで、また、てんかん単独で発症することはなく、氷山の一角であることがほとんどでしょう。


体質改善とは、血液の質(赤血球)の改善のこと。


その氷山の一角のてんかんに焦点をあてるのではなく、体質改善に注力していけば自ずとてんかんをはじめ諸々の病状は解決していくことになるのです。


なぜなら、脳の神経細胞も血液(赤血球)が分化した固定組織細胞なわけですから。

 

てんかん(26歳・男性)


中学生のころ、精神的なショックを機に発症。それ以来、テグレトールの投薬療法で発症

を抑えてきたが、今後、薬で胃腸も弱るし薬を飲みたくないという希望で来局された。


食生活は不摂生で、胃腸も弱く、アトピー体質ももちあわせていらっしゃった。精神面でも、神経過敏で不安感も強かった。


舌診によると、瘀血をベースに肝と消化器が弱いのが見受けられた。

アトピーや胃腸症状に関しては、今まで漢方薬でだましだまし症状を落ち着かせてきた感じで、体質改善すなわち根本的な瘀血対策まではされてはいなかったとのこと。


最初は肝腎なので、当局の漢方療法として、瘀血対策(神経細胞が正常に作動する要素を含む)を重点に二点を4ヶ月は飲んでいただくこと、発作対策としては一点を1ヶ月づつ様子をみながら服用していただくことになった。

テグレトールはご自身の意思で体質改善スタートと同時に断ち切られた。脱薬とともに食欲もでて体調は良好に経過。

一ヶ月経過、脱薬しても発作は起きなかったが、大事をとってもう一ヶ月は発作予防で漢方を服用。


瘀血対策を重点においたことで軌道にのり、体質改善の初日から4ヶ月経過した現在に至るまで発作が一度も起きなかった。


その後、漢方などすべて卒業されても、生活だけを正して発作も起きずに元気にお仕事をされているとのことでした。





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