喘息・鼻炎・アトピー性皮膚炎・花粉症・食物アレルギーなどの症状は現代人ならではの疾患です。これらアレルギー症状は血液の性状の異常な状態のときの反応(抗原抗体反応)で、食事の乱れ・ストレスで血液がサビついて、過剰に原因物質に反応してしまうのです。原因物質(外因)を排除していくのも大事ですが、それ以上に体質(内因)を改善していくほうが、この現代を生きていくためには得策です。そうすれば、見事にアレルギー疾患は完治します。
喘息・気管支炎
漢方では、咳の状態を身体の水分のバランスの崩れ、すなわち「水毒」ととらえます。咳のタイプが、乾いた咳なのか、ゼーゼーと痰が絡む咳なのか、また痰は何色なのかの問診により、喉を潤す補陰剤なのか熱を鎮める清熱剤なのか、ピンポイントで漢方薬を選定して咳の状態の改善に努めていきます。
また、大吉漢方では、あわせて喘息体質自体の根治にも導いていきます。
81歳・女性(喘息)
来局時、夜中は咳こみ、痰はでる状態で、20年間、昼も夜も吸入剤で対応されている状態でした。また、逆流性食道炎ならびに高脂血症もあって(投薬治療を長年されている)、この状況を打破したいということで漢方をスタート。
喘息漢方を2週間服用したところ、咳も痰も落ち着き、また、今までご自宅の2階へ階段でのぼるとき喘鳴(ゼーゼーという雑音)があったのが、服用1ヶ月ほどで全くなくなった。さらには、2か月ほどで病院の吸入剤もやめられ、服用4ヶ月ほどで漢方も卒業されても咳がでなくなった。
その後、逆流性食道炎も漢方で改善。病院薬を脱薬するにつれて体調が良くなっていく感じがするとおっしゃっておられた。
検査結果で、血管年齢が10年若いとまで診断され、現在、高脂血症対策で漢方をマイペースで続けるだけに至る。
Comments