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  • 執筆者の写真メル薬局 大吉漢方

体質改善だけで数値が改善 -特発性血小板減少性紫斑病(ITP)-

特発性血小板減少性紫斑病とは、文字通り、原因不明で血小板が減少して内出血して紫斑が見られる(見られない場合もある)ことから由来しています。血小板が出血を止める働きがあるため、それが減少することにより鼻血や月経過多などの症状がでることも。なによりも怪我したら出血が止まらない-というで生活に制限がかかります。


現代医学の考えの主流は、原因不明(特発性)で免疫異常が起こり免疫細胞が血小板を攻撃するとされています。

漢方の考えは一元論なので、血液生理の観点からでも血小板は赤血球から白血球に分化するさいに生じたおがくずのようなもの。おおもとの赤血球の質が健全になれば白血球も血小板の数値も正常な状態になっていくはずです。


原因不明という考えになるのは、血液数値管理に躍起になるばかりで血液の質に目を向けていないからではないだろうか。

 

40歳男性(特発性血小板減少紫斑病)


昨年、鼻血が出る、ふらつきがある-とのことで病院で検査を受けたところ血小板数も5万/μLと10万を大幅に下まわっており、特発性血小板減少紫斑病と診断された。

病院の薬が効かない・服用したくないとのことで漢方相談希望。


冷え・肩こり・頭痛・不眠もあり、舌診からも瘀血(血がドロドロ)と判定。浄血は必須で、漢方でいう特に消化器を強化する(漢方では造血部位は消化器と捉える)体質改善プランでスタート。


一ヶ月経過、湿疹・腹痛など好転反応を乗り越え、体調が改善。また、舌の状態も良好になってきた。


1周期(4ヶ月)経過したころ、血小板は8万/μLを超えて推移。自覚症状もなく元気に過ごせるようになった。


あとは時間の問題で、このまま体質改善していけば自ずと病態は解決していくでしょう。


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